生活ノート

はじっこのナラティブ

テレパシーがほしい

自閉症の息子は最近とても不安定。なんか不思議な呼吸のしかたをする。

あさっての方向の一点を見つめて、限界まで息を吐いて、ヒーッという声というか音を立てて息を吸って、それを何度かしているうちにやがて火がついたように「こわい、こわい」と言いながら泣きじゃくる、というのを一日に何度も繰り返している。

一点を見つめだしたら止まらない。止めようとするとそれはそれで泣いてしまう。その視界の先に何かを見ているかのようだ。

 

どこか苦しいのか。痛いのか。寂しいのか。昔のいやなことを思い出しているのかもしれない。それともジャンプを繰り返しているのと同じで、何かの感覚を自分で刺激しようとしているのか。

 

言葉でコミュニケーションできないことがこんなにもどかしいと思ったのは久しぶりだ。なぜそんな呼吸をするのか、なぜ泣くのか、教えてほしい。

寝る前はとても機嫌がいいのと、寝ている時の顔が安らかなのが今はせめてもの救いだ。ゆっくりおやすみ。そして明日も一緒に遊ぼうね。